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届けた2冊について補足します。

先日、
『絵本はマネジメントの教科書』の研修依頼をいただき行ってまいりました。
数回の打ち合わせを経て、当日を迎え、
温かくお迎えいただき、とても素敵な組織のみなさまにお会いしてまいりました。
今でもお顔を思い出せます。



エンゲージメントと理念行動(本当は別の表現です)へのアクションがご依頼内容です。

絵本×マネジメント®という聞きなれない、
しかも何が正解かわからないメソッドにもかかわらず、

みなさん、真剣に取り組んでいただきました。
しかも、チームワークも最高です。
だから「言葉を合わせる」ことを繰り返していただけたらいいのではないかと考えました。

当日は3冊+1冊の絵本で練習をしていただき、
この後は、メソッドを使っているみなさまにもおわかりのように、
この絵本の中から抜き出した「問い」を自分たちの最適解にしていくこと。

つまり、私たちは、絵本の中からどのような合言葉をつくるか?について繰り返してきます。
このプロセスは、当事者のみなさまで行っていただくしかないので、
お願いしてきました。

1か月後、絵本の中の言葉や話しは、どのような意味を持つ言葉になっているかとても楽しみです。

その後、2冊の絵本を補助教材のつもりでお送りしました。

それが、この絵本たち。

『こどもかいぎ』と『しあわせのバケツ』

『こどもかいぎ』著:北村裕花/出版社:フレーベル館/発行:2019年
『しあわせのバケツ』
上⇒ 作:キャロル・マックラウド/絵:デヴィッド・メッシング/出版社:TOブックス/発行:2019年
下⇒ こちらは初版の2011年のものでペーパーバックになっています。一時期は絶版状態でした。
今回お送りしたのはこちら。ハードカバーが出ていることを知らずに、蔵書にしていた1冊をお分けしました。
これから、また多くに人に届けることができそうです!



『こどもかいぎ』は、とても深いけれど可愛い絵本。
私は、ここから、「人は怖いものをさけたくなる」ということを選び取りました。
例えば、お客様からのクレーム。
ご指摘や、自分たちの頑張りに対して、注意を受けたり、認めてもらえなかったりするとき。
このストレスについて絵本の中では、大好きなお母さんであったとしても、どれだけ怖いかを表現してあります。
そう、それくらい避けて通りたい。
でも絵本は、「だから、ぎゅっとする」と、会議で決めるのです。そして行動する。

このプロセス、なんだかプログラムの毎週の取り組みに似ていませんか?
そう、決まったことは一旦やってみる。どうなるか試してみる。この気持ち。
ここも、とても興味深いところですが、

怖い人に、怖いと思った時に、
ぎゅっとする!これを、ぜひ合言葉にしてほしいのです。
お客様の顔を、同僚の顔を、上司の顔を怖い存在のままにしないで、
この人にもぎゅっとしたら嬉しんじゃないかな。
つまり、相手が嬉しいと思う事をやる!!なんて、子どもでも考えることができるんだ!ということに気づいて、やってみてほしいのです。

そして、『しあわせのバケツ』

この時に頑張っているチームメンバーがいたら、
自分の持っている幸せのつまったバケツから、
頑張ってエネルギーを使い果たした人に分けてあげてほしいのです。

実は、お送りした組織にはすでにできていることで、
その自分たちはすでに行っている!!ということに気づいていただきたい!!

そういう気持ちでお送りしました。

できてないこと、
だめなこと
そんなところに心や言葉をもっていくのではなくて、

自分たちの底力を確認して、
みんなが使える言葉にしてほしいと
そう願っています。

この場を借りて補足の絵本のお話です。

このブログは、クライアントの社員様のお顔を思い出していつも書いています。
それぞれ業種も組織形態も、仕事内容も全く違う組織のみなさまではありますが、
そこで起こっていることは、それほど大差ないといつも感じています。
だからこそ、直接に自分たちのことでなくても、自分事にすることができる。
そんな小話を発信しています。


三宅未穂子






Posted in 寄り添っていこう!2021年9月~

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