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絵本に学ぶ仕事術への道を歩いて~

絵本に学ぶ仕事術への道を歩いて

働く人がキラキラとできる職場づくりを応援するために、
選んだツールが、絵本。
その絵本を使って、強固なチームに生まれ変わる。
このメソッドができるまでの道をお話します。

「絵本で何ができるの?」
この声は、決して少なくはないお客様の反応です。

ビジネスの現場に絵本!?

絵本の活用は、理念を中心にした仕事、働き方を自らデザインし、強いチームをつくることは、プログラムを使った人だけにわかる面白さでもあります。
つまり、
絵本は、理念を深めていくために欠かせない「対話の話題になるメタファ」であり、
社内コミュニケーションの「質を高めるためる機会」を指しています。

つまり、理念教育の教材(テクスト)を指します。

ややもすると、楽しいだけになってしまいがちなツールを
「変革」という文字にふさわしい成果を創るために何が必要かというと、


それは、

仕事への熱意の温度差をなくし、
言葉の通じ合う職場にすることを意味しています。
それを総合すると、「理念教育」。
理念の読み解きこそ、働く人が幸せのために必要なことで、

絵本には、その読み解きを補助する力があるのです。
実にパワフルでパンチのある働きを持っているのです。

では、どうして、プログラムとして体系立てることができたのか、

この今へ通じる道をお話したいと思います。

1.キラキラの時代・自分が開発される喜びの日々

私が「働く喜び」を知ったのは20代の会社勤めの時でした。

大阪に本社のある、全国34カ所に支店のある企業へ就職。
独身でも転勤の多い企業でした。
この会社の中心にあるのは、論語。
毎朝、論語を読み合わせ、仕事の姿勢を創ります。
創業者から続くこの環境の中で、私は社会人として育てていただきました。

仕事の面白さを感じたのは2か所目の赴任地愛知県でした。
入社時の赴任地から、甘えを取り払い、心機一転と誓い、
とにかく教わったことは試してみる!という意欲にあふれた時代でした。

しかも、やればやるほどに成果が見える!!ことを体得した時期でもあります。
この時代は「基礎のスキルを積極的に学んだ時期だった」と振り返ることができます。上司にも先輩にも恵まれ、新入社員の頃の「いつ辞めようか」のふらふらした私を包んでくれる家庭のような環境で、学ぶ毎日でした。

そこから三番目の赴任地、北海道札幌へ。
この支社は、従来の体制からの変革の真っただ中。
それだけに、集ったチームメンバーの結束は強く、
尊敬できる上司に恵まれ、
特に、短期間ではあったものの、ベテランの先輩に直接指導を受けることができ、
与えられた役割のために、新しいことに挑戦しました。
この環境が、自分の持っているものを最大に引き出されていったのだと思います。
感謝の時代です。

そのうち、活動の拠点をそのままに、
籍を本社の研修部付けとして、
全国の社員・取引先の教育研修をして回る機会をいただくようになりました。
自社の商品知識やスキルの研修や、営業補佐などを含め、
多くの後輩が育っていくプロセスの中で
人財教育全般のスキルをここで学びました。
とにかく、この仕事が大好きでした。

やりがいもあり、チャンスに恵まれた充実した日々。
最もキラキラと仕事を追求した恵まれたこの時期に、

仕事は、能力を開花するもので、自分の可能性を啓くもの・・
と信じられる仕事にであったことは、幸せなことです。

頑張れば必ず報われる環境であったことは、
今の私の仕事観のベースとなり、プログラムに大きく影響しています。

2.大切な人を守るための仕事

その後、結婚し、男の子二人の母になりました。
長男が生まれて退職し転勤族の専業主婦としての生活を送りました。

最初に買った絵本が、黒井健の「でんぐりでんぐり」。

 

「けんちゃんが、でんぐりでんぐり~♪」の節は今でも歌えます。
絵本はこどもの成長を助けるものとなりました。
親子の会話を増やすものになりました。

と、共に、さらに、絵本が好きになり、興味が広がり、
お礼に絵本、
手土産に絵本。
贈り物に添えて絵本、
ご祝儀と一緒に絵本、
何かと機会に応じて、誰かのための絵本選びを始めるようになりました。

この気持ちはあの人に、この絵本はきっとあの子と共感できる。。。。

この選ぶ時間が至福の時間でもありました。

当然、誰かのために選んていく内、新しい絵本とも出会います。
そうなると、
「幼くてまだ意味のわからなくても、この子が大きくなったときの支えになるかもしれない!」
未来に贈るためにと、都合のよい言い訳をして、2冊買うことは決して珍しいことではありませんでした。しかし、これが後に今を支えます。
こうして、徐々に本棚の絵本が増えていきました。
転勤族に何かが増えていく!なんて、最も避けるべきことでしたが、
理解ある家族によって、絵本だけは残っていきました。

さらに、本好きな長男の1歳の誕生日のために絵本を描いたりもしました。
つよいこパクパク
何でも食べる元気な子に育ってほしいと思ったからです。
この絵本は今では、長男の宝物らしく、持ち出しには許可が必要になりました。

しかし、作ったときの達成感が薄れてくる、
自分のへたくそな絵を見て、絵を学ぼうと一念発起。
通信教育で勉強を始めました。

やがて、子どもたちが学校、幼稚園と通うようになったころ、
夫の転勤に伴い関東地区に移動。

こどもたちが、新しい土地で一日も早く馴染めて、
地域に可愛がってもらえるようにと思い、
この通信制のカリキュラムの延長線上にあった「こども絵画教室」の資格を取り、
お絵描き教室を始めました。

こうして、大切な我が子を守るための仕事が始まりました。
たくさんの友達が毎日のように集まってくれました。

毎週水曜日、午前中は、未就園児対象
13時から幼稚園児
15時から小学生低学年、そして、高学年と、
4クラスに分けた取り組みでした。
あっという間に定員になり、子育てにおける絵画教育の理解の高さを感じていました。

ここが、2番目の講師生活となり、今に続く道を作ってくれたと思っています。

このように、対象が、大人からこどもへ、
企業研修から絵画造形指導と変わりましたが、
これも天職じゃないかと思えるくらい充実した日々でした。

3.好きが高じて、頼まれるようになったこと

いくつかの赴任地を経て、地元・北九州に戻り、
「うちの子のために美術教室(お絵描き教室)をやってほしい、我が家を使って~」
と頼まれ、絵画教室を再再度開催。
ご縁があって、市内三か所に教室を創ることができました。
その後、絵画教室のご縁がつながって、
2006年に仰星学園高等学校の美術の講師としてご縁をいただくことになります。
現在理事として、地域と学校を結ぶお役目をいただいています。

美術教室と同時に、会社員時代の私を知る知人の依頼で、
企業の研修もさせていただくようになりました。
もともと好きだった仕事です。
一つひとつのお仕事に、依頼主の意向に耳を傾け、
わかりやすい伝え方、やってみたいと思う伝え方を研究する日々が続きます。

私の特徴としては、絵画教室の工作の知恵を用いた独自の手法で、
大人に可視化できる研修を目指しました。

この辺りは、ブログなどでもご紹介していきたいと思います。

もちろん、絵本好きの熱は冷めることはなく、
広がっていった友人たちから絵本を選んで!と頼まれることが増え、
あの子育てのころからずっと続く誰かのためのメッセージとしての絵本選びは続いていきました。

4.仕事への疑問から、新しい試みへ

こうして、カルチャー分野のこどものための美術教室の講師と言う立場と、
企業の人材育成講師という、
二つの講師業を通してウーヴルは2005年に生まれ、
翌年2006年に会社として設立しました。

この2010年までの数年間は怒涛の日々。
迷い迷った時期でした。

企業研修においてはさらに紹介をいただくようになり、ご依頼主が増えていきましたが、
シェアカルチャースクールの経営は私には予想以上に厳しく、
2010年にその分野を手放しました。

しかし、お世話になっていた企業の社長から紹介された経営コンサルの方から、
企業の教育顧問として続けるようにアドバイスをいただき、

気持ちを変えて、再スタートを切りました。

こうして、顧問としてご要望をいただき、
人が育つしくみづくりに深く関わるようになっていきます。
その中で、深め、極めようとしていくほどに、沸いてくる思いがありました。

それは、
ご依頼いただく多くの方が、研修さえすれば組織は変わると思っているという誤解です。
人は現場で育てられる。私がそうであったように、外部講師は、「機会」なのです。機会を得ても、人が育つのは日々の中。

一)経営者の在り方で社員の働き方も幸せ度も変わる。変わるべきは経営者ではないだろうか?

二)現場で働く人の意識を、自己成長と喜びの仕事へとステージアップするためにできることは何か?

この経営者の視点と、現場の社員の視点、二方向での教育の在り方を
もっともっと学ばなければと思う日々が増えていきました。

そこで、
経営者の成長の機会として、高野登 九州寺子屋百年塾を2011年から、2019年まで。
そのほかに、単発で多くの講師にも力を貸していただき、経営者対象の勉強会を行ってきました。
私を含めて約300名余の経営者が、塾を通して、リッツカールトンと日本の優れた企業の姿勢・在りを学び、己を振り返る機会となりました。
高野塾長を中心にした学びは、間違いなく、
ご参加者のみなさまの企業成長の場であったと自負しています。
塾は、キックオフ会を含めて、38回開催。延べ324名の方にご参加いただきました。

と同時に、現場の社員様が、日々の中で学びを深め、
経営者の声を読み解こうと、自ら勉強することなど、

人材教育顧問として定期的に企業に入ることで見えてきた
二つの視点を繋ぎたいという思いが大きくなっていきました。

そこで、社員様が主体となって研修ができる体制づくりをサポートするため
自社内プログラムの作成をしようと決意します。
理念教育のためのプログラムです。
そのテクストとして選んだものが絵本でした。

そこから、絵本×いい仕事がどのように組織に働きかけるかのデータ化を始めました。

〇リッツカールトンでいうラインナップという習慣を中小の企業にも取り入れ、
〇理念が社員一人一人の行動指針になるまで読み解く

どんな小さなチームでも組織でも、
毎日、簡単にできて、
負担にならず、
理念についてあらゆる方向から考え、
言葉を合わせていく習慣。

そのツールは、元々、誰かに届けたい思いを込めて選び続けた絵本だったのです。

 

5.誰にも真似できない強みに気付いて

絵本を用いた研修や、大人のための絵本のお話は、
日本でも多くの専門家によってなされています。
その専門性は、私が為すべきことではありません。

私が、絵本に求めたのは、対話のテーマ。
そのテーマを人材教育のためのメソッドとして体系立てたのは
おそらく私が最初だと自負しています。

私が為したいことは、
組織の中で働く人がキラキラすること。
私が育ったように、誰もが自分の能力を開花され、
頑張れば頑張っただけ成果が出る楽しさが味わえる仕事です。
この(働き方を自らデザインしていくためため)に、

絵本を使って、日々の心合わせ、考え方合わせをする!

この研究を10年ほどの続けていくと、
どの絵本がどのように効果を発揮するのかが見えてきました。

では、どうやったら幸せに働けるか!
それは、私の育った環境に「論語」があったように、
企業の哲学(理念)をいつも心合わせ、声合わせが、
働く人の心にしっかり育つと、
理念に沿った行動の選択ができます。
それだけで、迷いやブレが少なくなる。
社員の心に隙間に、そっと忍び込んでくるこの迷いやブレを少なくすることこそが、
幸せな働き方に通じるのです。
自社の理念を、嘘偽りのない理念にするために、
額装された飾り物とならないように、
理念を読み解くことこそが、幸せに働く空気を創るのです。
これは、私がどれだけ幸せな会社員時代を送ったのかを考えれば
すぐにわかることです。

常に考え方を合わせるための合言葉として絵本を取り入れ、
ぶれやすい日常を理念に、揺り戻すわかりやすいツールにできたのは、
元々、誰かに届けたい思いを込めて選び続けたことが活かされたのだと思います。
今や強みとなりました。

こうして、決して絵本は可愛くて優しいものではなく、
パワフルに仕事観を考える深いツールとなりました。
選び抜いた絵本を、ビジネススキル別に構成し、
さらに、各テーマに分けた絵本を体系立てることを繰り返し、

自社内の日々の中で繰り返し理念に揺り戻すためのツールとして、
「キラキラ社員のプログラム」として、2017年に完成しました。

さらに絵本は、研修時のツールとしてだけでなく、
人生哲学、働く哲学として、
関連のあるビジネス書の紹介も書店などで、同時に行うことで、
働く人のキャリアアップへの関心を高めることができているようです。

また、まぐまぐのメルマガや、
福岡の中小企業の応援誌bisnaviにもエッセイを連載。

この一連の活動に、
出版などの業界紙に2017年に取り上げていただくこととなりました。

6.目指していること

絵本に学ぶ仕事術のアンバサダーを社会に広め、多くの人の働く勇気になること!
(準備ができましたら、募集したいと思っています)

それから、
絵本が児童書のコーナーから、
ビジネス書、哲学書のコーナーへ住まいを変えていくことです。

今考えると、楽しいことをしているうちに、
偶然と頼まれごとの連続でここまできました。
天命に導かれるように、その都度全力で向き合ってきたことで
今日が創られていることがわかります。

この道は変化しながらも続いていくことを祈り、そのための第一歩の日々が、

みなさまと共に、キラキラと喜びにあふれますように~

「今日もキラキラでいこう!」と思います。

自社内教育~キラキラ社員のプログラムの特徴

Posted in キラキラ社員のプログラム , 今日もキラキラでいこう! ウーヴル代表三宅美穂子のブログ , 絵本に学ぶ仕事術

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