古くて新しい!
日本の文化が世界のこどもたちを満たす!
先日の大宰府のご縁から
あぜのまち絵本美術館で開催された「紙芝居と僕」のお話会に行ってまいりました。
コミュニケーションツールとして古くから存在しているにかかわらず、
紙芝居のことをよく知らないので、
好奇心いっぱいにして行ってまいりました。
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講師のやべみつのりさんは、
絵本作家であり、日本の紙芝居界の父のような方と聞いておりましたが、
その活動は、アフガニスタン、ラオスなど・・・
難民キャンプや、貧しい発展途上国のこどもたちへの文化教育などに、
またネパールでは、先の地震の時の初期対応の教育に、
紙芝居を用いて素晴らしい貢献をなさっている方でした。
今年「大家さんと僕」で手塚治虫文化賞を受賞された、
お笑いのカラテカ矢部太郎さんのお父様でもあります。
紙芝居の概念が変わる時間。
この紙芝居は、
スマホで会話を主とするこどもたちを救う、すばらしいコミュニケーションツール。
なぜなら、自動で動かないから、
反応をみて、ゆっくり動かしたり、もとに戻ったり、
観客との間にある空気をちゃんとつかみながら進めることができる。
共感、共有がゆっくりとできるのです。
その時間をつくるのは、話し手と聞き手次第なのです。
動いているものより、止まっていると集中しやすい。
まんがは最たるものです。
絵本は「めくる」といいますが、
紙芝居は「抜く」といい、
その木枠は、「舞台」といいます。
昔は、五円あれば、紙芝居が見れた。この五円玉は僕の原点。というお話から始まり、
小学校のこどもたちが創った紙芝居に驚愕しながら、
(このお話は本当に完成されてます!!)
ラオスの衛生教育のための紙芝居や、
(静止画像がより記憶に残りやすい)
高齢者と遊ぶおもしろ紙芝居など、
たくさんのお話が、古いけど新しい!と思えました。
なんだか、あれもできる?これもできる?といろんな可能性を感じた時間でした!
例えば、営業は紙芝居で行う。
教育に紙芝居を使う。
自社の行動改善に紙芝居で伝える。
古くて新しい!コミュニケーション、どうでしょう。
そして、最後にこの本。
息子さんの帯が素敵です。