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本年もよろしくお願いいたします。

新年あけましておめでとうございます。

令和三年。風の時代の幕開けです。

この新時代の最初の丑年を祝って
ご挨拶させていただきます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。
みなさまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

風の時代。

ご存知の通り、ここから社会の価値観の大転換が始まります。
所有物など見えるものによって豊かさが計られていた時代から、
情報や精神性など、見えないものによってしあわせを受け取る時代へ移行する
・・などと言われていますが、まだ始まったばかり。

影響が見えだすのはまだ少し先のようです。
どんな時代になるのでしょう。
その前段階としてコロナはその予兆でありました。

こんな中ではありますが、
昨年末、一つの契機によって私はこの「風」を確かに感じることができました。
さらに、この素晴らしい出来事は、
具体的に2月の中旬にはお話しできそうです。

さて、前置きが長くなりました。
今年の干支にちなんだ「絵本に学ぶ仕事術」の視点から
「闘うよりも、花を愛することを選んだ牛の絵本」をご紹介します。

~自分の強みを生かして~
ふぇるどなんどに学ぶお話。

舞台はすぺいん。
花が大好きで心優しい子牛のふぇるじなんどは、
他の牛たちは、毎日つつき合って暮らす中ひとりぽっちでした。
多くの牛たちは、まどりーどの闘牛にあこがれをもっていたのです。
しかし、彼は大好きな場所で花の香りをかいで過ごします。

時が経ち、ふぇるでなんどは強く大きく立派な牛に育ちます。
ある日、農場に牛飼いの男たちがやってきます。
闘牛に出す一番大きくて、足の速い、一番乱暴な牛を探しにきたのです。
我こそは!!と、みんな強さを見せつけ始めますが、
ふぇるじなんどはいつもの通りお気に入りの場所へ向かいます。
そして、おしりをおろしたその下に大きな熊蜂が。。。。
思い切り刺されたその激しい痛さに、身をよじって暴れ狂う様子をみて、
ふぇるじなんどはスカウトされ、
闘牛場へ連れていかれることになりました。

闘牛場では、牛を怒らせて暴れるための剣や長い槍を持った人たちがいます。
会場ではきれいな女人たちはみな頭に花を挿しています。
いざ開幕。
ふぇるじなんどの関心は、剣より会場に香る花の匂い。
闘牛士たちは腕を振るってふぇるじなんどをたきつけますが、
結局、闘牛は開催されず・・・

とうとう農場に戻され、元の花の中でしあわせに過ごします。

*********

絵本なので、絵も紹介すると、
真っ赤な表紙絵と違い、中のテイストは鉛筆画。
白と黒のテイストがとってもおしゃれな空気感を創っています。
闘牛のポスターが貼ってある見返しもとっても粋で、作者はアメリカ人作者のユーモアのセンスが伝わってきます。

ふぇるじなんどは、
戦いを成功者とする時代に、花を好きであることを選び貫きました。

このような生き方に憧れを持ちますが、
このお話の全てを私たちに置き換えて考えるには無理があります。

ここでは、あくまでも絵本のお話で、
私たちは、今ここに生きていますので。

しかし、対話の一つの材料としてとらえてみると、面白いものがあります。

この絵本は隠喩(メタファ)ととらえることによって、
対話の相手は、自分であったり、チームであったりすることができます。

想像の翼を広げてみました。
花が好きな彼。
もしかしたら、

微細な香りをかぎ分ける能力を生かしたら、調香師になって、
新しい香水の開発もできるし、
もしかすると、衛生管理品質管理の部門で能力を発揮するかも。
もしかしたら、芳醇な香りをかぎ分けるソムリエとして活躍できるかもしれない。。

毎日空を見上げ流れゆく雲を見続けたことで、
天気予報士にだってなれるかもしれない。
お天気を味方にした商品開発ができるかもしれないし、
さらに暮らしに役に立つ情報発信ができるかもしれない。

私たちは、絵本にはいません。
「今ここで生きています」
しかし、自分の強みという個性を使って、
誰かの笑顔につながる貢献をする。

これを仕事と呼んでいます。
ふぇるでなんどを見ていると、

これまでのように
仕事に、人を配置する、あてはめるのではなく、
これからは、
人の可能性に、仕事を新しく創出する。
圧倒的にこの後者の考え方が「仕事」となってくることがわかります。

昨年の秋以降、
クライアントの企業の多くでは、

社員一人一人の可能性を引き出す機会創出のための人事や、
個性が生かせる部門創設を急がなければならないなど、
急展開することが起こりました。

現状からパラダイムシフトすることを求められる出来事が増えていったのです。

この時に、どの企業さまも

丁寧に一人一人に向き合う時間をたっぷりと使い、
一人一人に眠っている強みや個性を起こし、
その強みを生かすために、柔軟な発想を以て新たな「しくみ」で対応する

こんな基本的なことで、新しい時代の準備ができていきました。

さらに、こうした機会はフラットな組織づくりへの見直しとなり、
若手の社員の可能性を大きく開くことができているようです。
つまり、
リーダーを交代せざる得なくなる。
若手をリーダに抜擢する。
そうすると思いもかけないところで能力が拓く。

企業によって状況は違いますが、
こうしたことが場面を一緒に歩かせていただくことができました。
だからこそ、よりこの絵本に重ねてしまうのかもしれません。

ふぇるじなんどは、闘うよりも花を愛することを選びました。
これは、わがままで、自己中心的に選んだのではありません。
もっとも自分が自分らしくいることができる場所を、
自ら創造していったのです。

「今ここで自分の強みを生かす」この問いから
自分の強み得意を以て「今ここ」で輝きを増す2021年になりますように、
「ああ~面白い一年だった」と感じるように、
みなさまのお幸せを心より祈っております。

本年もよろしくお願い申し上げます。

『はなのすきなうし』

作: マンロー・リーフ
絵: ロバート・ローソン
訳: 光吉 夏弥
出版社: 岩波書店

Posted in 今日もキラキラでいこう! ウーヴル代表三宅美穂子のブログ

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