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人とホスピタリティ研究所 代表
・元リッツカールトン全日本支社長 高野 登様
「絵本に学ぶ仕事術」を通して、この善の循環が生まれることに驚くでしょう。
いまの時代をひと言で表現すると「極める時代」ではないかと思います。
私たちの想像をはるかに超えるスピードで、人工知能が、ロボットが、生活や仕事の現場に入ってきています。そんな時代だからこそ、人間らしい温かな心の通う生きかたとは何か、働きかたとは何か、導きかたとは何かを極めていかなくてはならないのです。
組織のリーダーは、お客様に質の高い体験を提供し続けるために、スタッフの成長を支えなくてはなりません。不易流行を見極め、守るべきもの、進化させるべきはどこなのかを読み取る力が求められます。さらに、スタッフメンバーの才能をどう開花させるかを考え続ける必要があります。スタッフには、お客様の記憶に残る経験を創り出すために、何が出来るかを討論し合あう責任が生じます。そこでは、リーダーとスタッフが相互にやる気を刺激し、可能性を引き出すための言葉をたくさん持つことが不可欠でしょう。
これらは極めて必要なことでありながら、難しい経営書をどれほど読み漁っても、具体的でワクワクするようなイメージが湧いてくることはありません。
ではどうすればよいのでしょうか。
そのヒントが、この「絵本に学ぶ仕事術」に集約されています。まず、リーダーとスタッフ、双方の役割がとても具体的に示されています。絵本という奥の深い知恵が詰まった素材が、人のもつ想像力、洞察力、理解力を刺激し、次への具体的な行動力を生みだします。リーダーは絵本を通じて、言葉の種をまき、行動という収穫を刈り取る。行動という種をまき、習慣という収穫を刈り取る。習慣という種をまき、企業文化という収穫を刈り取る。多くのかたは、「絵本に学ぶ仕事術」を通して、この善の循環が
生まれることに驚くでしょう。
組織内の対話は、「潜在的」「精神的」「社会的」「文化的」な強みを生みだすためにある
のです。それを力強く後押ししてくれるのが「絵本に学ぶ仕事術」なのだと確信します。
認定NPO法人テラ・ルネッサンス 創設者・理事 鬼丸 昌也様
「絵本に学ぶ仕事術」と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。
子ども時代に、読み親しんだ絵本から、大人になった私たちが学ぶべきことがあるのだろうか、と、感じられるかもしれません。
けれども、子どもたちに、人間として大切なことを、物語を通じて、わかりやすく示してくれる絵本こそ、大人にとっても、最良のガイドブックになるのだと、「絵本に学ぶ仕事術」を編み出した三宅美穂子さんが教えてくださいました。
職場は、ひとつの目的に向かって、異なる考え方の人が集まった「チーム」です。対話を繰り返しながら、心を目的に合わせて、仕事と言う旅を続けていく過程で、たくさんの課題に出会います。
私たちは、課題に出会うたびに、悩み、苦しみます。そんな時、心をふっと明るく照らし、前進する勇気を、絵本に出てくる登場人物や、その彼らが紡ぐ物語が、私たちに与えてくれるのです。
毎月、異なるテーマの絵本が届くたびに、きっと、まるで子どもに戻った時のようなワクワク感と、絵本が教えてくれる人生の大切なことへの共感が湧いてくるでしょう。それは、仕事を続ける上での「勇気」に代わっていくのです。
そして、読み終わった絵本を、ご希望の方は、東北を中心とした子どもたちに、絵本で勇気を得た大人たちからのギフトとして、お渡しすることもできます。大人から、子どもへ、その勇気のリレーが、絵本を通じて行われるなんて、とても美しいことです。
ぜひ、「絵本に学ぶ仕事術」を通じて、素敵なチームを育てていってほしいと願っています。