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小さいけれど大きな力-ほんのちょっとのマネジメント

1月8日のニュースレターから
【今回のテーマ】 「朝礼が変わる。3分の絵本から始まるマネジメント」
朝礼が「連絡事項の時間」になってしまっている――そんな声を、これまで何度も聞いてきました。
もし、たった3分の絵本が、現場の対話を生み、働く意味を考えるきっかけになるとしたら、試してみたいと思いませんか?私はこれまで、 「人を育てる」のではなく、一人ひとりが自ら考え、最適解を見つけられる環境を整えることを人財教育の役割として仕事をしてきました。その実践の中で生まれたのが「絵本×マネジメント」というアプローチです。
2026年のニュースレターは、朝礼スピーチに使える 「変わる朝礼のための絵本ギャラリー」の始まりからお送りします。「変わる朝礼のための絵本ギャラリー」では、
・難しいマネジメント用語を引き算した“ひとつのコンセプト”
・そのコンセプトと響き合う絵本1冊

・対話を生む“小さな問い”一つ  を一作品として掲示していきます。まずは3か月間月3冊だけの試みとして。
朝礼で使わなくても構いません。
「働く」を見つめ直す時間として、どうぞ気軽に覗いてみてください。
「変わる朝礼」絵本ギャラリーはこちらから

見出し画像

なぜ、ギャラリーなのか。
絵本×マネジメントギャラリー開設についてのご説明

絵本×マネジメントギャラリー 作品NO.001

1.今日のコンセプト

仕事で差をつけるってどんなことでしょう。
今日はこのコンセプトを考えてみたいと思います。
題して、ほんのちょっとのマネジメント

拙著『絵本はマネジメントの教科書』をお読みいただいた方はご存知のことだと思いますが、
今回の絵本×マネジメントは、
機能する組織づくりの「最初の一歩」と捉えているので、
ギャラリーの1冊目は、この概念を含む絵本からスタートします。

(初回の配信なので長文です)

(1)サービスとホスピタリティに学ぶマネジメント

サービスをホスピタリティに変えるこのプロセスにこそ、
「ほんのちょっとだけど、大きな力になること」があると知り、
関わった企業様と共に、
その差をつけることで得る仕事の達成感を一緒に味わってきました。

気付かされたのは、2009年に出会った一冊の本。
それは、『リッツ・カールトンが大切にするサービスを超える瞬間』です。
    著:高野登  出版:かんき出版 発行:2005年

書名でわかると思いますが、
リッツ・カールトンは、ホスピタリティの代名詞。
そこで、大切にされているホスピタリティは、『サービスを超える瞬間』にある。

知っている、今更!と思われるでしょうが、
今一度かみしめてみるとサービスとホスピタリティの差は大きくないことがわかります。

サービスは、お客様との約束。私たち企業が届けると明記していること。
お客様からみて、当たり前のことです。
そのサービスに、届ける「あなただけ」と、目の前の人のことを考え行動する結果、サービスは、ホスピタリティへと上昇していくのです。
サービスの満足は、ほんのちょっとの心配りで感動に変わります。
あーかな、こーかなと考え行動するプロセスこそが、マネジメント。
「あなた」のために、ほんのちょっとのマネジメントによって施された感動は、目の前の「あなたの心」に届くことがわかります。
それこそが、サービスを超える瞬間なのです。

ほんの一言、声を添えて、
ほんのちょっと、優しさを添えて
ほんの少しの面倒くささを超えて
ほんのわずかばかり、相手を思いやって
ほんのちょっと立ち止まって、先のことを考えて
ほんの少しだけ寄り添って
ほんのちょっと、「○○○○○○○○○○」

注目は 「○○○○○○○○○○」。
この「○○○○○○○○○○」は何が入りますか?
同じ仕事をしていても、見ているところが違いますので、
○○○○○○○○○○が一致してるとは限りません。

まず、誰もが認識できるように可視化することが「マネジメントの最初の一歩」だと考えます。
決して、相手がお客様だからではなく、
一緒に働く人たちに対しても、
今取り組んでいる仕事においても、
同業他社に一歩抜きんでるためにも、
何を可視化したらいいのか?ほんのちょっと行うことは何か?
と気づくことが大切だと考えます。

一緒に働くメンバー間とは意識共有できていますか?
課題の共有、いろんな気づきの共有ができていますか?

(2)絵本を用いるわけ

ほんのちょっとのマネジメントは、誰でもできることです。
会社の理念に賛同して、同じマネジメントの航海にでたメンバー全員で意識したほうがいいことです。
そこで、誰もが簡単に滑らかにマネジメントの領域へと参画しやすくする必要があると考えました。
マネジメントとは、決して一部の人だけが取り組むことではありません。
だから、絵本なのです。

「わっている人がやったらいいんじゃないか」とか
「非正規雇用者なので、関係ない」

そうならないように、
自分と会社、会社と社会、社会と自分の関係にあるマネジメントの原理原則を、幼いころ学んだ礼儀作法のように、自然に身に着けられたらと考えています。

まずは、何から取り組むのか、その課題を誰もが気づくこと。
そして、見つけたことを、仕組みで解決する!
この一連のプロセスの中で、
「自分は何かを責任をもってやり遂げた!」と。
「仕事の面白さや、働く楽しさがわかった!」と、見いだせたら。
その願いから絵本×マネジメントが生まれました。


2.今日のコンセプトに響き合う絵本

(1)絵本『おおきなかぶ』から学ぶ

今日の問いは、
今回選び出したコンセプトそのままに、
「ほんのちょっとのマネジメントって何?」を提案します。

この問いを対話の話題にして、
仕事や環境の中にある改善点を見える化する最適な絵本が
『おおきなかぶ』 です。

画像
『おおきなかぶ』 ロシアの昔話  
A・トルストイ 再話  訳:内田 莉莎子  画:佐藤 忠良  出版社:福音館書店 発行:1966年
※ 出版社へは事前に、このギャラリーの趣旨説明と著作権申請をして、同意いただいています。

(2)昔話とマネジメントの関係

朝礼にぴったりサイズのショートストーリーながら
「うんとこしょ、どっこいしょ」
小学校の音読で馴染のある、誰もが言えるフレーズが印象的な絵本です。

そもそも、昔話には下記のような特徴があります。

『絵本はマネジメントの教科書 p137から

桃太郎も、桃から生まれたという印象的な伏線はあるものの、
主題は、鬼退治。人々を困らせる鬼を退治して、みんながハッピー。
ビジネスの現場にぴったりな、ビジュアルナラティブが含まれているでしょう。

これからマネジメントの視点で絵本を読むと新しい発見に驚くし
きっと絵本の面白さのとりこになるはず。

(3)この絵本でなければならない理由

朝礼で用いていただきたいのは、福音館書店の『おおきなかぶ』

おおきなかぶ|福音館書店おおきなかぶ。子どもたちに長く読み継がれる絵本・童話・科学書を作り続けている福音館書店の公式サイト。www.fukuinkan.co.jp

この絵本でなければならない理由は、拙著の中でもご紹介していますが、
あらゆるページに、マネジメントの原理原則を垣間見ることができる点にあります。

例えば・・・
ーそれはリスクなのか?リスクマネジメントできてる?
ー意思決定に必要なものは?
ー人を動かす言葉かけとは?
など。

私が多くをお伝えするより、本当にわかりやすい絵本なので、
ぜひ見つけてください。
「え?そんなのどこにありました?」という時は、お声掛けください。

これまで多くの企業様に用いていただいた『おおきなかぶ』。
その事例については、別の機会でお話ししたいと思います。

(4)ほんのちょっとのマネジメントは絵本のどこにある?

注目したのは、
おじいさん、おばあさん、むすめ、いぬ、ねこ、と引いても抜けなかったのに、ねずみがやってきて、かぶが抜けたところです。
このシーンは印象的です。

敬遠の中であるはずの、ねこに誘われてねみずはやってきました。
ここも、とても面白いところですが、
尻尾を絡ませただけの力なのに、大きなかぶを抜けました。
今回はここに注目しています。
小さいけれど大きな力ーほんのちょっとのマネジメントを印象付けるシーンはここにあります。

職場に一冊おいて、
時々頭を柔らかくするためにも、手に取っていただく機会をつくる。
その都度見えてくるものを、互いに意見交換する。
絵本だから、間違いや誤解なんてないのです。
読み手が決めることができます。
だからこそ、互いの意見を聞き合うことで、世界が広がり、
自分を知り、相手を知る。
肝心な仕事の中でも、磨き上げた対話の体質が生きてくる。
そう、絵本がお仕事に役立つことをお試し下さい。


3.絵本×マネジメントの用い方

(1)導入

絵本×マネジメントを用いてお話をすることを告げてください。
課題をみんなで共有したいから。
みんなで、○○を考えたいから。
など、その理由を簡単にお伝えください。

(2)絵本を読む

絵本のビジュアルをもって、今日の問いを共有したいので、
絵も見せながらお読みください。
以下のサイトがとてもわかりやすいので、参考にできると思います。
読む人と、本をめくる人とわけてもいいかもしれません。
こうでなければならないってことはありません。

集団へ向けて読みきかせをする方へ - 調布市立図書館調布市立図書館公式ホームページです。蔵書検索・予約、利用案内などのコンテンツをご用意しています。www.lib.city.chofu.tokyo.jp

(3)感想を聞く

数名に感想を聞いてみましょう。
「この絵本から学べることは?」

その視点を楽しんでください。絵本の感想ですから、正否があるわけではありません

(4)問いを伝える

今日の問いは、ほんのちょっとのマネジメントと、
職場課題に合わせたものにしてはいかがでしょうか。

「ほんのちょっとで、さらに磨きがかかることは?」
「小さなねずみは、大きな効果を生み出した。われわれに置き換えられることは?」
など、チーム課題に合わせて問いをアレンジしてください。

(5)時間をみつけて、対話を重ねる

「この問いをもって、数日過ごしてみよう!」ということを告げましょう。絵本のことなので、意見がいいやすい。
他人事にして、第三の目線で課題を出しやすい。
みなさんと対話を楽しんでください。
次の絵本をご紹介するギャラリーの配信(1月18日)まではたっぷりあります。


4.まとめ

絵本×マネジメントの入り口を体験していただくためのご提案。
今日の絵本は3分で読めます。
ここからさらに2~3時間ほどの研修内容に深めることもできます。
人財教育を内製化するために、企業の研修担当者のための勉強会も行っています。
実は、絵本×マネジメント®の最終目的は人財教育を内製化できる企業支援。

小さな違和感を放って大きな問題になって外部依頼するよりも、
誰もが自分事に考え、主体的に行動できる体質づくりのために、
この絵本×マネジメント®を活用してほしいと思います。

一人ひとりが何を感じたか、
まず、そこから始めてみませんか?

3か月だけお試しでお届けする絵本×マネジメントギャラリー。
次回は1月18日です。
次のマネジメントコンセプトをお楽しみに~


■ 絵本の選び方のこと、なぜ、ギャラリーなのかの理由などはこちらからお読みいただけます。

絵本×マネジメントギャラリー開設についてのご説明 – 社員研修プログラムなら、有限会社ウーヴルへ2026年、noteで始める絵本×マネジメント。朝礼のスピーチとして組織に動きをつくることができたらと考え、「oeuvre.jp

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