この記事の目次
今年も一年を通じて
「共通言語」というテーマが私自身の仕事の中心にありました。
共通言語の中核が理念と捉えて
このニュースレターでも多く取り上げました。
組織に共通言語を届けようとすると、
対話が生まれ、意味がそろい、行動が変わり、成果が生まれます。
そして成果を手にしてみると、
そのプロセスに“力強い共通言語”が生まれていきました。
この静かな循環を、今年いくつもの現場で目の当たりにしました。
今年、いくつかの場所で生まれた“共通言語と成果の関係”
について綴ります。
~共通言語が宿る一年をすごして
■ 一年を振り返って見えてきたこと
2025年を振り返り、
私自身の活動の中心にはやはり「共通言語」がテーマでした。
そして、絵本×マネジメントメソッドを、多くの企業やチームに届ける中で、
ある不思議な現象を何度も目にしました。
それは、
共通言語は、努力し、対話し、試行し、振り返る。
結果、このプロセスを通して生まれた成果によって共通言語は組織に宿る。
成果のでない間は、共通言語にまで熟成しないということを
目にしてきました。
「今日から○○を共通言語にします!」といって根付かない。
当たり前ですよね。でも当たり前でもない。
「伝わらなさ」「わかりあえなさ」がそれだけでなくなるのなら簡単なことでしょう。
成果が出たことしか、共通言語として意思疎通できないってこと、
みなさんは、当たり前でしたか?
同じ現象が複数の企業でも繰り返され、
この循環が「組織の成長プロセスそのものなのだ」と
今年もすてきな場面に多く立ち会えました。

■ 共通言語にしようとする努力が、成果の“母体”になる
さきほども書いた通り、
「はい、今日からこれを共通言語にしましょう!」といって、
組織に、チームに共通言語は宿りません。
共通言語は、努力のプロセスを経由して
体験後に生まれるもの。
絵本×マネジメントでは、絵本という追体験を行っていただくのですが、
実際には、絵本の追体験を行った後、
自分たちの言葉となるまで、現場で動いてやっと共通言語になっていきます。
いい働きをする共通言語になっていきます。

対話の回数を増やし、
視点を合わせ意味をそろえる。
さまざまなシーンで通用する言語として、
意思疎通をスムーズにしてくれる共通言語。
当然、行動のムダが減ります。
責任のcommitmentが増える。
「はい、私やります!」
「それ、任せてください」
と、手を上げる恐れが減っていくようです。
さらに、その成果を振り返る中で、
プロジェクトの中で大事だった考え方や姿勢が“名前”となり、
新しい共通言語として組織に残っていく。

絵本×マネジメントで対話するのは、共通言語を根付かせるための入り口で、
ここからが組織の本当の力のみせどころ!といった感じなのです。
意識を変えて、対話の努力をし、試行し、振り返る
この繰り返しで成果を出す。
という循環の中に、共通言語が自然発生して、
静かに回りはじめるケースが本当に多いことに気づいていきました。
■ 2025年に実際に見えた“共通言語が育つ瞬間”
事例として
たとえば、
「自分たちの理念を現場の言葉に落としたい」という相談から始まった取り組み。
対話の場を重ねるたびに、
共通して大切にしている価値観が“名前”になり、
社員同士の会話に自然と登場するようになりました。
まず、対話のタイミングのネーミングをしていただきました。
「つるの会」
「チャンスタイム」
「キラキラの会」

「つるの会始めます」の一言で、
必要な人が必要な場所で、その日のテーマで対話する。
会議室なんて必要ありません。
椅子も、テーブルも必要ありません。
時間も15分程度。
続けていくことで、
会議のスピードが上がり、
意思決定の迷いが減り、
プロジェクトなどが活性化し始めた。
などのお声をいただくようになりました。
成果が出たことで、
「あの判断は◎◎の精神だった」
「この取り組みは“まるごと”の姿勢だよね」
「かみさまおくりもの、またいただきました~」
「みんなにじいろになったよ!」
「winwinでいきましょう~」
「○○ノート(現場にある共有ノート)みててください~」
というように、組織に通じる、いえ、組織にしか通じない、
ビジュアルがあり物語として意味ある言葉が増えていったというのです。
共通言語が本物になっていく瞬間!
この循環を、実際に企業様と一緒につくれた一年。
感謝しかありません。

成果が生まれる!
■ 共通言語は、成果を生み、成果に育てられる
共通言語は
意識を変えて、対話の努力をし、試行し、振り返る
この繰り返しで成果を出す。。
結果、成果が生まれると、
その成果を生んだ「理由・意味」が言葉になり、
組織に、新しいもうひとつの共通言語が根づいていきます。
成果とセットだからこそ、組織風土になっていく。
今年の現場で見たこの循環は、
どの企業にも眠っている力であり、
2026年の組織づくりに欠かせない視点だと感じています。
共通言語が生まれるたびに、組織は静かに強くなっていきます。
その現場に立ち会えた今年一年に、あらためて深い感謝を抱いています。
来年もまた、言葉が育つ瞬間を、みなさまとご一緒させていただけると幸せです。
組織の未来は、いつも静かな対話の中にあります。
新しい一年が、皆さまにとって実り多い“物語”になりますように。

■ おわりに
2025年、多くの現場で見えた“共通言語の力”。
その循環をともにつくってくださった皆さまに、心から感謝しています。
来年は、さらに「共通言語が育つ組織文化」をテーマに、
より深い実践やメソッドをお届けしていきたいと思います。
そのために、先般お知らせした、
noteで行うー3か月連載予定ーの「変わる朝礼スピーチ」を
2026年スタートで頑張ろうと思います。
引き続き、応援いただけましたらありがたく嬉しく存じます。
どうぞ、宜しくお願いたします。
一年間、本当にありがとうございました。
みなさまにおかれまして、
年末年始がお健やかでお幸せでありますようにお祈り申し上げます。
おまけ・・・・・
2026年の取り組みの一つ、
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