メニュー 閉じる

人が育たないのではなく、つながっていないだけ

人的資本経営の核心

― 戦略と人が“つながる組織”をつくる、理念教育と処遇改善・働き方改善の両輪 ―

新しい事業を立ち上げたいのに、任せて動ける人がいない——。
経営戦略と人財戦略の連動ができてないという課題に対して、
やりがちなこと。

それは、

見合う人材をリクルートする
必要なスキルの習得のために、研修に社員を送り出す。
専門の講師を招いて授業をしてもらう。
といった一時しのぎではないでしょうか。

採用をしても定着しない。
研修をしても行動につながらない。
「人さえ育てば戦略は進むのに」といった考えは、根本的な解決になっていません。
大切なのは、問題の本質を共通の視点として捉え直すことです。

そこで、oeuvreからのご提案です。
この問題は、実は日本の従業員エンゲージメントが“世界最下位”という事実と深くつながっています
原因はスキル不足ではありません。



人財教育と連動させていくための経営努力つまり、
処遇改善・働き方改善と、理念教育が一体化することが、
「経営戦略実現に不可欠な人材戦略について経営とどう連動しているか」
に近づくことを、
クライアント企業からも強く感じています。

理念と処遇をつなげること。

ここを結び直すと、
人は“動かされる存在”から
“自ら動き出す存在”へと変わります。

この記事では、
なぜこの断絶が起きるのか、
そしてどうすれば“戦略と人がつながる組織”に変わるのかを
お伝えします。

前回のメルマガ「理念は、同じ人をつくるにあらず」

人的資本経営が求める「連動」とは何

経済産業省が人的資本経営の中心に据えているのは、
経営戦略と人財戦略の連動性 です。

人的資本経営 ~人材の価値を最大限に引き出す~HPはこちらから
https://www.meti.go.jp/policy/economy/jinteki_shihon/index.html

「どこへ向かうのか(戦略)」
「誰と進むのか(人材)」
この2つが結びつくことで、企業は持続的に成長していくということです。

しかし現場では、
「戦略はあるのに、人がついてこない」
「研修しても、行動が変わらない」
という状況が多発しています。

いったい何が起きているのでしょうか。

エンゲージメント世界最下位が示す現状


上に示した図からもわかるように、
日本の従業員エンゲージメントは わずか5%
世界最低レベルです。

これはつまり、
“会社の方向性”と“自分の仕事の意味”が結びついていない
ということ。

どれだけスキル研修を重ねても、
人の内側に「納得」がなければ、戦略は実行されません。

スキル教育は必要ですが、
それだけでは戦略は前に進まない。

ここに、見落としてきた根本の課題があります。

多くの企業が誤解してきた“仕組み”の正体

戦略と人材がつながらない企業が次に行うのが、

  • 即戦力採用
  • スキル研修
  • 外部講師の導入

いわゆる“穴埋め型対応”です。

しかし、人的資本経営でいう“仕組み”とは本来、
人を動かすためのルール強化ではありません。

それは「理念を支えるための経営努力」のこと。
oeuvreではそう考えています。

たとえば——
・処遇改善
・働き方改善
・働きがいの設計
・組織体制の見直し
・役割明確化
・評価の透明性
・管理職の経営参画制度
・キャリアパスの明確化
・ミッション・顧客・ビジョン・価値の見える化のしくみ
など

これらはすべて、
理念が現実に通っていくための下支えです。

ところが多くの企業では、
理念教育と、これらの仕組みがバラバラに行われていて、
両輪になっていません。

理念教育 × 経営努力(処遇改善)の“両輪”

人的資本経営を本当の意味で機能させるには、
内側と外側の両方を動かす必要があります。

◆ 理念教育という車輪

  • 企業の方向性の理解
  • 自分の仕事の意味とのつながり
  • 感性・物語・対話による内発性(絵本と対話を通してこの内発性を高めます
  • 「理念を自分の言葉で語れる状態」

理念教育は、
“なぜこの方向に向かうのか”を、本人の人生と結びつける場です。

◆ 経営努力(処遇改善・働き方改善)という車輪

  • 働きがいを支える制度
  • 公平で透明な評価
  • 負荷の見直し
  • 給与・待遇の改善
  • 実現可能な役割設計 など

として考える時、
これらは、
理念が行動に落ちるための土台となります。


両輪が噛み合ったとき、組織は“自走”し始める

この両輪がそろった瞬間、組織は変わります。

  • 新事業が「経営者の夢」から「社員の物語」へ変わる
  • 処遇改善が「施策」から「理念実現の投資」になる
  • 人材育成が「教育」から「成長の連動」に変わる
  • 人が“動かされる存在”から“自ら動く存在”へ

そして、oeuvreが担う両輪とは
理念教育という車輪
※現場が主体的に取り組む理念教育(絵本×マネジメント)の提供

経営努力(処遇改善・働き方改善)という車輪
※管理職と行う、機能させる取り組み、サポート


この二つがかみ合った時に、組織は自走し始めると言えます。

人が育たないのではなく、
教育しても何も変わらないのではなく、

実は、育つ環境とつながっていないと考えてみませんか?


今日のまとめ

人的資本経営の第一歩は、スキル研修ではありません。
理念教育 × 経営努力(処遇改善)の連動と考えてはいかがでしょうか。


この両輪を回すための具体的な対話の手法(絵本×マネジメント)は、
拙著『絵本はマネジメントの教科書』でお伝えしています。

Posted in お知らせ, メルマガ, 寄り添っていこう!2021年9月~, 未分類

おすすめの記事