このブログは、
私の備忘録としてここに残しておこうと考えて書いています。
先日、姪が訪ねてきました。その時の話です。
全国に販路を持つ中小企業の、東京本社で営業職として働いていましたが、
先日退職して戻ってきたということでした。
喜々として働いていたように思えていたし、
とても可愛がってくれていると聞いていました。
仕事もやりがいがあると言っていた記憶もあって、

私の好奇心は高まります。
さて、何が起こったのだろう???
聞いてみました。
結論、彼女の中にあったことは、
職場で機能していない点は改善され、
もっと、よりよくなるという希望を持てなかったこと。
もう少し詳しく書くと、
業務内容はそれほど難しいことではないものの、
関東の広域はもちろんのこと、名古屋など遠距離を
早朝から一人で運転していかなければならない仕事が多かったこと、
BtoCの営業で、人員が足りず、
休日でも常に会社の携帯を持たされ、顧客対応しなければならなかったこと。
映画を観に行っても、
「今から映画を観ますので、〇時まで電話にはでれません」と連絡をしなければならなったと。。

喩え休日であっても。
心も、身体も、休まることがなかった様子を話してくれました。
「業務改善を希望した?」と聞いたところ、
訴えても改善はされなかった。
と話してくれました。
心が萎えた・・・と苦笑していました。

そこで、質問をしてみました。
「もしも、会社が、
それらのことを、個人の問題ではなく、組織の問題として
丁寧に、真摯に向き合ってくれていたら、やめなかった?」
すると、
少し考えてから、
「そうかもしれない」と。
「でも、変わるとは思えない。
上長には相談していたが、それは、順応できない人に問題があると捉えられていたし、
社長が怖くて、誰も言う人はいなかった。
そんな空気がずっとあった…」
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今から、20年前、
私の人財教育のスタイルが出来上がったころの話です。
私が信じていたのは、
「環境は自分たちで変えることができる」ということ。
当時は、ボトムアップで組織は変わらないと信じられていたころですが、
変えることはできる!!
を何度も味わいました。
ただし、一時的には・・・の言葉が続きます。
なぜなら・・・
やはりTOPが組織の空気を創るからです。
その体質を思い出すような姪の話でした。
中小で終わるか、一流の企業となるかは、TOPの在り方考え方次第。
そのことを、刻んでおこうと思ってここに記します。
姪は、しばらく休んで就活頑張る!ということです。
少しでも人的資本経営の本質を掴める企業が増えますように・・
多くの働き人の支えになりますように・・願いを込めて記します。
働く!!に必要なのは、「希望」です

