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篠田桃紅さんの本から~「玄」

EMSの修了式で、
たくさんの部活や楽しいことがありましたが、
その中で「ブクブク」という遊びがありました。

茶封筒に入れた本を、知らない人のものと交換するっていうものです。
そして、私の手元に届いたのが、この一冊。
いい本に出会うと嬉しくなります。
篠田桃紅さんの「105歳、死ねないのも困るのよ」。

美術家としての桃紅さんのドキュメンタリーを観たことがあって、
油絵画家の入江一子さん、
染色家の志村ふくみさんよりもお歳は上なのに、
凛としたお姿にあこがれを持っていました。
しかも、書は死ぬまでにチャレンジしたいことの一つです。

その桃紅さんのこの本の中で、気になった言葉があります。
何度も読みたくなったのは、「玄」について書かれてあったくだり。

私もこどもたちのお絵描き先生をしているとき、
絵の具で黒は使わないように教えてきました。

一般的に子どもたちが使う黒い絵の具は、
パレットに落とされ、水入れで筆を洗ったとたんに、
一気に色が濁り他の色にも強く影響してしまいます。

だから、黒は、群青色と焦げ茶色で創ります。

そうすると、茶が多いと少し赤みを帯びた黒(濃いグレー)に、
群青が多いと青みがかった黒になります。
少し明るさがでて、逆に黒の深みを感じます。
真っ黒に混色ができたときの喜びもまた楽し。
他の色を邪魔せず、いい具合に他の色を引き立てる。そんな黒になります。

そのことを思い出した「玄」
なんて、美しい言葉で、意味で、色なんでしょうか。。。。

本には
「玄」は人生の初めで終わり。
これは、老荘思想の中で「天地玄黄」、
そして、炭をもって減を表しうる・・と老子の言葉が綴られています。

闇にはならず、一点の明るさを残し、
その一点は、人の手が為す領域ではなく、
天地自然、神、宇宙、人間のはかりしれない大きな手にに委ねている・・・
と書かれてあります。

玄人とは、玄の道を極めた人。
しかも、何もかもやりつくすのではなく、

一点どこか残して、あとは、天地自然、あらゆるものにチャンスを残す。。。と。

まだまだ、珠玉の言葉がちりばめられていて、
なんて素敵な本をいただいたのだろうと、
ここで感謝を伝えたいと思います。

本を選んでお持ちくださったEMSのおかた。
ありがとうございます!!
大切にゆっくり、読みますね。

Posted in 今日もキラキラでいこう! ウーヴル代表三宅美穂子のブログ

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