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【絵本×仕事術】「あさになったのでまどをあけますよ」

あさになったのでまどをあけますよ

人は、ありがとう!と感謝がわいてくるとき、

○○してくれてありがとう!
助かってありがとう!
いただいてありがとう!

とか、
自分を中心にして、気づいていくのが最初。

でも、
いつもある風景に
いつもの光景に
いつもの時間に
あって当たり前のことに
とりたてて目立って存在していないことに

あ~ありがたい!!と思う事は少ない。
ないことはないかもしれないが、その機会はすくない。

職場で、「感謝をしよう!」と張り紙があっても、
その張り紙さえ忘れてしまいやすい。

朝起きて、昨日見た景色と違っていたら、
あるものがなくて、
居るべき人がなくて、
あれは夢だったのではないかと、
今日の景色に愕然とする。

その恐怖を、
あの、3.11の日の、

真のありがたいことに気づかせてくれた
あの、3.11の日を

当事者じゃなくても刻み続ける為に
生かされているすべてへ、
なぜ感謝なのか、その意味を考えてみよう。

そうすると、今日の悲しみや怒りは
小さなこだわりであって、何も生みはしないことに気がつくでしょう。

**************
さわやかな朝の風が入ってくる

肌に、目に
新しい今日の景色が広がる

見なれている朝一番の景色が
今日もキラキラに映ることに
気がついたら
もっとすてきに
一日をおくれるかもしれない

今日も変わらない朝が
そこにあることに
感謝しよう

(この絵本は3.11の後描かれました)

新井良二
偕成社
9784032323801
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asa

Posted in コラム

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